・ふるさと納税に興味はあるけど難しそう
・ふるさと納税はお得って聞くけど何がお得なの?
・ふるさと納税ってどうやってやればいいの?
ふるさと納税って最近よく聞くけど、「納税?税金のことはちょっと・・・難しそう」と言って取り組めていない人もまだまだ多いと思います。確定申告と聞いただけで「難しいっ!無理っ!!」と諦めないでください。ふるさと納税は、仕組みを理解してちゃんと手続きをすれば、食費や日用品費の削減につながります。「家計の見直しをしたいけど、もうこれ以上削れないな」と思っている人にこそ利用するメリットがあります。
私たちはま家は、ふるさと納税の返礼品でお米を定期便で5㎏を毎月もらっています。年間のお米代が約24,000円かかっていたところを実質2,000円で賄えているので家計改善につながりました。さらに、ポイントも獲得できるので、実質2,000円を相殺すれば、無料で返礼品とポイントがもらえたことになります。
ふるさと納税のやり方を簡単な5ステップで紹介していますので、是非、ふるさと納税を始めてみてください。
ふるさと納税の概要と仕組み
ふるさと納税が生まれたきっかけは、2007年の総務大臣の問題提起からです。
“今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意志で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか”
出典:ふるさと納税研究会報告書
ふるさと納税とは?
この問題提起は、地方から都会に出てきて働いている人たちのある思いです。
その思いとは、「地方の故郷で生まれて、教育を受けて育ち、進学や就職などさまざまな理由により生活の場を都会に移し、納税をしているのは今暮らしている自治体。結果、故郷の自治体には税金は納められない。自分を育ててくれた故郷に何か恩返しがしたい」というものです。
そして、数多くの議論・検討を経て今のふるさと納税が生まれました。
令和2年度のふるさと納税の利用者(控除適用者数)は約406万人となっており、ここ数年で利用者は右肩上がりを続けています。
出典:総務省 ふるさと納税に関する現況調査結果(令和2年度実施)
ふるさと納税の仕組みをわかりやすく解説
ふるさと納税は、ざっくり説明すると2,000円を支払って地方の特産品を受け取れる制度です。
難しいことは分からないという人はこのくらいの理解でも良いと思います。
とは言え、実際はもう少し複雑なので、ふるさと納税の仕組みを詳しく説明していきます。
出展:ふるさと納税ガイド ふるさと納税完全ガイド
ふるさと納税とは、応援したい自治体に寄付をする制度です。
そして、寄付をした自治体から返礼品(地域の特産品)を受け取れるのが、ふるさと納税の最大の魅力です。
画像引用:ふるさとチョイス
寄付したお金は、現住所の自治体にあとから申告することで本来、納めるはずの税金から控除されます。
- 税金が控除されるには、納税者である必要がある
- 所得のない子ども、専業主婦、給与所得が103万円以下で、アルバイト・パートをしている主婦・学生は対象外
- また、保険や住宅ローンなど他の控除を受けている場合は、納税による恩恵は少ない
ふるさと納税のメリット・デメリット
ふるさと納税にはメリット・デメリットがそれぞれありますので解説していきます。
ふるさと納税のメリット
ふるさと納税のメリットを5つ紹介します。
メリット1 豪華な返礼品がもらえる
ふるさと納税の一番の魅力である豪華な返礼品が寄付のお礼として各自治体からもらえます。返礼品は、地域の特産品や名産品となっており、具体的にはお肉、海産物、お米などの食品から日用品、旅館やホテルの宿泊券まであり、バラエティー豊富なので選ぶのも楽しみのひとつです。
まずは、各ふるさと納税のサイトの人気ランキングを見てみると良いです。
画像引用:さとふる
メリット2 税金が控除される
ふるさと納税は、返礼品を受け取って、さらに税金の控除が受けられます。
返礼品をもらった自治体に寄付をした金額から2,000円を差し引いた金額が、現住所の自治体に納めた所得税から還付されるか、翌年度の住民税から控除されます。
メリット3 ポイント還元がもらえる
ふるさと納税サイトで実施しているポイントバックキャンペーンを使ってポイントを獲得したり、クレジットカードを使うことでカードの利用金額に応じたポイントが獲得できます。
寄付金額は大きくなりがちなのでもらえるポイントもたくさんもらえます。
メリット4 好きな自治体に寄付ができる
全国から好きな自治体を選ぶことができます。出身地や旅行で行ってからお気に入りの町、返礼品が魅力的な自治体、天災等の被害にあってこれから復興を目指している自治体などたくさんある中から自分が応援したい自治体を自由に選ぶことができます。もちろん、今住んでいる自治体でも良いです。
メリット5 寄付金の使用目的を指定できる
寄付をする際に、寄付金を何に使ってほしいかを聞かれます。使用目的は各自治体によってさまざまで農業振興や、子育て支援、自然保護などがあります。きっと、自分たちの置かれている状況によって寄付金を使ってほしい用途も変わってくると思います。どうせ、納める税金なら、何に使われているか分からないよりも「自分たちのお金を〇〇に役立ててほしい」そんなふうに思えるものに使ってほしいですよね。私たちは、妊娠・出産してからは、子育て支援を指定するするようになりました。
ふるさと納税のデメリット
続いて、ふるさと納税のデメリットを4つ紹介します。
デメリット1 税金控除の為の手続きが必要
ふるさと納税に今一つ積極的になれない人の多くは、この税金控除の為の手続きに“手間がかかる”ことが理由ではないでしょうか?確かに確定申告って面倒ですよね。
ただし、条件を満たせば確定申告をせずに“ワンストップ特例制度“を使うことができます。“ワンストップ特例制度“とは、控除に必要な申告の手続きの一部を寄付先の自治体が代行してくれる制度です。
“ワンストップ特例制度”が使える条件は3つ
- 年間のふるさと納税の寄付先の自治体が5か所以内
- 確定申告をする必要が無い給与所得者
- 申し込みごとに自治体に申請書を郵送している
こちらの記事がワンストップ特例制度についてわかりやすく説明しています。
デメリット2 一時的な寄付金(納税)の支払いが必要
ふるさと納税の仕組み上、自己負担額2,000円と言いながらも、一度寄付金を納めなければいいけません。翌年度に税金の還付もしくは、控除という形で戻ってくるものの一時的に家計の負担になります。トータル的に考えればお得な制度に間違いはないですが、寄付金が高額になりがちなので気持ち的に一歩踏み出しにくいかもしれません。
デメリット3 控除限度額を超えると自己負担になる
こちらもふるさと納税の仕組み上、所得の確定前に寄付をする為、寄付金を予想で決めなければいけないので、寄付金額の上限を間違えて計算してしまうと、上限を超えた分は自己負担となってしまいます。
上限額を超えないコツは、寄付金額の上限額を調べたら上限いっぱいまで寄付はせずに腹八分目くらいでやめておくことです。お得だからと言って、たくさん寄付をして上限額を超えて自己負担になってしまったら、せっかくのお得な制度が台無しになってしまいます。
デメリット4 節税にはならない
よく、ふるさと納税は節税対策になると耳にしますが、これは間違いです。
ふるさと納税の仕組みは、自分で選んだ自治体に寄付をして、その寄付金額から自己負担2,000円を差し引いた額が本来、納めるはずの税金(所得税、住民税)から控除されるというものです。
例えば、3万円をある自治体に寄付をした場合、自己負担2,000円を差し引いた28,000円が、今住んでいる自治体に納める税金から翌年度に控除されるので、翌年度の税金が28,000円分安くなるということです。
つまり、翌年度に納めるはずの税金を前払いしただけなので節税にはなりません。
節税にならないと聞くと、「お得じゃないじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、ふるさと納税がお得と言われているのは節税効果ではなく、寄付額に応じた返礼品が自己負担2,000円でもらえるからです。返礼品を選ぶときには、2,000円以上の価値があるかな?という視点で探してみてください。きっと、ほとんどの返礼品はお得に感じられると思います。
ふるさと納税のやり方5ステップ
1.寄付金額の上限を調べる
ふるさと納税は、年収や家族構成、保険などの控除額により控除上限額が決まります。計算式は、凄く複雑なのでシミュレーションができるサイトで必要な項目を入力して簡単に控除上限額をチェックしましょう。
楽天ふるさと納税では、年収と家族構成から寄付金の上限額が簡単に計算できるかんたんシミュレーターと本業以外の所得、保険などの控除を含めた詳細な計算もできる詳細版シミュレーターのふたつがあります。まずは、かんたんシミュレーターで大まかな上限額を調べてみましょう。
2.寄付する自治体と返礼品を決める
いちいち、日本全国の自治体のホームページを見に行くのは面倒なので、ふるさと納税サイトを利用しましょう。
カテゴリーごとやランキング形式で探せるので便利です。
家計の見直しのためにお米などの食品や日用品を選びますか?それとも、せっかくなので普段は食べない豪華な食材や高級宿泊施設を選びますか?返礼品を選びながら豊かになる未来を創造するとワクワクします。
3.寄付の申し込みをする
欲しい返礼品が決まったら、寄付をするサイトを決めて申し込みをしましょう。同じ自治体の同じ返礼品でもサイトによって特典が違うこともありますので慌てずに各サイトを比較してサイトを選ぶようにしてください。
4.自治体から返礼品を受け取る
寄付を終えたら、各自治体から返礼品が届きます。返礼品と合わせて“寄付金受領証明書”が届きます。確定申告に必要になりますので、必要になる時期まで大切に保管をしておきましょう。
返礼品の届け先を指定することがでる
返礼品をお世話になった人に贈りたい場合、申し込みの時に、寄付者と届け先を別にして登録すれば、指定した送り先に返礼品を届けることができる
5.税金控除の手続きをする
最後に、税金控除の手続きです。税金の控除を受けるには、“確定申告”もしくは“ワンストップ特例制度”どちらかの申請手続きをする必要があります。税金の控除を受ける為の最後の難関です。頑張りましょう。
おすすめのふるさと納税サイト
ふるさと納税サイトは数多くあり、寄付をしようと思っても初めてだとどのサイトで寄付をすれば良いかわからないですよね。そこで、おすすめのふるさと納税サイトをふたつ紹介します。
楽天ふるさと納税
楽天ユーザーは、楽天ふるさと納税以外選択肢はないと言っても過言ではないくらいお得です。楽天市場で開催されている様々なイベントやキャンペーンを併用すると最大30%のポイント還元を受けられます。
画像引用:楽天ふるさと納税
私たちが寄付したときのことを例に具体的に説明します。私たちの楽天SPUは10.5倍で、併用したキャンペーンは、”毎月5と0のつく日はポイント5倍キャンペーン”と”買ったら倍キャンペーン”です。この時の、買ったら倍の対象は1チーム勝利でした。

お買い物マラソンのイベントに参加し、お米の定期便(5㎏×6か月)の返礼品がある自治体に4万円を寄付したときを例にします。
ポイント還元としては、SPUポイントアップ10.5%、お買い物マラソンのショップ買いまわりで+9%、5か0のつく日キャンペーンで+2%、買ったら倍キャンペーンで+1%の合計22.5%となり、9,000ポイントです。

整理すると、4万円寄付をして、そのうち38,000円は翌年度の税金から控除され、自己負担2,000円で楽天ポイントが9,000ポイントもらえました。
楽天ポイントは現金と同じように使えるので、つまり、お米を30㎏もらった上に7,000円もらったことになります。(自己負担2,000円は、楽天ポイントで相殺)

返礼品とポイントがもらえる楽天ふるさと納税は楽天ユーザーにおすすめです!
さとふる
楽天は絶対に使いたくないという方には、さとふるがおすすめです。さとふるは、ふるさと納税初心者に優しいサイトです。他のサイトでは、メールの問い合わせフォームのみの場合も多いですが、さとふるでは、困ったことがあった場合など電話で専門スタッフに丁寧に対応をしてもらえます。また、質問に“ふるさと納税コンシェルジュ さとみ”がすぐに答えてくれますので、ふるさと納税初心者にもおすすめです。
そして、さとふるの最大の魅力は自治体と連携したオリジナルの返礼品です。ボリュームが多いものや訳あり品などもありバラエティに富んでいるので返礼品をショッピング感覚で探せるので見ているだけで楽しいです。
画像引用:さとふる
期間限定のキャンペーンも行っていて、条件を満たせば特典を受け取ることができます。例えば、寄付額の1%分のAmazonギフト件プレゼントなどがあります。
まとめ
“納税”、“確定申告”と聞くと難しいイメージがありますが、ふるさと納税は誰でも簡単に始められるお得な制度です。それぞれの生活スタイルや価値観に合わせて好きな自治体、欲しい返礼品にふるさと納税で寄付をしましょう。すぐには、お得さは実感できませんが、翌年度以降に「あれ?なんか手取りが増えた?」とふるさと納税の恩恵を実感することができます。
・ふるさと納税は自己負担2,000円のみで好きな自治体からお得に返礼品がもらえる制度
・簡単5ステップで今すぐ誰でも始められるのがふるさと納税